筋入クラフト紙
筋入りクラフト紙のハトロン判から「筋ハト」、または「筋入(すじいり)」などと呼ばれるこの紙は両更クラフト紙と同じ包装用紙の仲間になります。
表面に、紙の目に沿って筋の模様が入っており、筋の入っている面はツルツルとした艶があり、裏面はザラザラしております。
これはヤンキーマシン(円網抄紙機)で製造した紙の特徴になります。
表面に、紙の目に沿って筋の模様が入っており、筋の入っている面はツルツルとした艶があり、裏面はザラザラしております。
これはヤンキーマシン(円網抄紙機)で製造した紙の特徴になります。
筋入りクラフト紙は、かつて、身近にある紙でしたが、最近ではあまり目にする機会は減っていると思います。
あえて一般的なもので取り上げるとすれば、筋入りクラフト紙でできた封筒「筋封筒」などがございます。
ただ、産業包装紙としては現在も頻繁に使用されており、製品との緩衝材としてや、合紙などに使われることが多いです。
また塗装業界でマスキングペーパーとして使われることも、この筋入クラフト紙の特徴です。
塗料関連資材などを販売しているお店では、この筋入クラフト紙を見かけることができます。
現在、筋入りクラフト紙を製造するメーカーは、日本では大王製紙と日本製紙の2社のみになっており、両社ともに筋の入り方はとても似ておりますが、紙の色がずいぶん違います。
日本製紙の筋入りクラフト紙は両更クラフト紙の色に近い茶色のもので、大王製紙は黄色に近い色です。
※補足として、日本製紙には商品名「筋入クラフトR」という黄色に近い筋入りクラフト紙がございますが、受注生産になっており、一般に入手することができません。
なお、筋入りクラフト紙の紙厚は32g/㎡、1種類(特注品を除く)となっております。
あえて一般的なもので取り上げるとすれば、筋入りクラフト紙でできた封筒「筋封筒」などがございます。
ただ、産業包装紙としては現在も頻繁に使用されており、製品との緩衝材としてや、合紙などに使われることが多いです。
また塗装業界でマスキングペーパーとして使われることも、この筋入クラフト紙の特徴です。
塗料関連資材などを販売しているお店では、この筋入クラフト紙を見かけることができます。
現在、筋入りクラフト紙を製造するメーカーは、日本では大王製紙と日本製紙の2社のみになっており、両社ともに筋の入り方はとても似ておりますが、紙の色がずいぶん違います。
日本製紙の筋入りクラフト紙は両更クラフト紙の色に近い茶色のもので、大王製紙は黄色に近い色です。
※補足として、日本製紙には商品名「筋入クラフトR」という黄色に近い筋入りクラフト紙がございますが、受注生産になっており、一般に入手することができません。
なお、筋入りクラフト紙の紙厚は32g/㎡、1種類(特注品を除く)となっております。
各メーカー、筋入りクラフト紙の当社在庫、ならびに紙厚
紙品種分類体系より「包装用紙」を抜粋
品種、品種説明は日本製紙連合会が作成したものに一部加筆して当社商品群が判り易いようにしています
未晒包装紙 | 重袋用両更クラフト紙 | セメント、肥料、米や麦、農産物を入れる大型袋に使用されるもの | |
その他両更クラフト紙 | 一般両更クラフト紙 | 角底袋、小麦、一般包装(軽包装)および加工用などに使用されるもの | |
特殊両更クラフト紙 (半晒クラフト紙) | 半晒で手提袋、一般事務用封筒などに使用されるもの | ||
その他未晒包装紙 | 筋入りクラフト紙 | 筋入り模様のある片艶のクラフト紙で、ターポリン紙、果実袋、封筒、 包装紙、合紙に使用されるもの | |
片艶クラフト紙 | 片艶のクラフト紙で、タイル用の原紙、果実袋、合紙、および雑包装などに使用されるもの | ||
その他未晒包装紙 | 上記以外の未晒のもので、一般包装および加工用ワンプなどに使用されるもの | ||
晒包装紙 | 純白ロール紙 | ヤンキーマシンで抄造された、片面光沢の紙で、包装紙、小袋、アルミ箔貼合などの加工原紙として使用されるもの | |
晒クラフト紙 | 両更晒クラフト紙 | 長網抄紙機で抄造され、手提袋、封筒、産業資材の加工用などに使用されるもの | |
片艶晒クラフト紙 | ヤンキーマシンで抄造され、手提袋、薬品、菓子、化粧品などの小袋、加工用などに使用されるもの | ||
その他晒包装紙 | 薄口模造紙 | ヤンキーマシンで抄造したものをさらにスーパーカレンダー仕上げした両面光沢の薄い紙で 一般包装および伝票などの事務用紙などに使用されるもの | |
その他晒包装用紙 | 上記以外の、一般包装用および加工用などに使用されるもの。 純白包装紙、うす葉紙、色クラフト紙など |
(ヤンキー抄紙機)
原料を次の網の上に移し、再びロールで水分を絞ってから 乾燥筒(ドライヤー)へ運びます。運ばれた原料は熱してある沢山の筒の上を流れている間に乾き、紙となります。この方式では、ワイヤーパートでワイヤーを振動させ繊維を均一に分散、絡み合わせる事により、高速で紙を抄くことができます。
(キャレンダー)
カレンダーは、金属ローラーと弾性ローラーの組み合わせから構成される機械で、スーパーカレンダーとはそのカレンダー行程のロールが多いものを指します。
用紙が重くなればなるほど、用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量は「用紙の厚み」と同様な意味でも使われています。
ちなみに一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/㎡(約80μ、約0.08mm)になります。