取扱商品business

純白紙(じゅんぱくし)

純白紙(じゅんぱくし)は、片面はツルツル、裏面はザラザラした、片艶の白い包装用紙で、片艶の「筋入クラフト紙」と同じ、ヤンキーマシン(円網抄紙機)で製造した紙になります。
紙力が強く、印刷、包装適正に優れております。
「純白」や「純白ロール紙」などと呼ばれ、クラフト紙と同様、様々な所で使用されております。
例えばYシャツを購入時に、たたまれたシャツの中に入ってる紙はこの純白紙が多く、またデパートの印刷された包装紙は純白紙がよく使用されております。
その他、一般包装紙、紙袋をはじめ、製品と製品の間にいれる緩衝紙、各種貼合わせの紙、合紙、建材用紙、剥離紙、粘着紙、情報記録紙など、巾広い分野にて使用されています。

また蛍光染料は使用されておりませんので、食品に直接触れて使用することも可能です。
パン屋さんや製麺屋さんのトレイ(ばんじゅう)の中敷き用の紙として純白紙が使用されていることが多いです。

純白紙の基本在庫

当社は基本的に4/6判(788mm×1091mm)と呼ばれる規格判にて<26>(26キロ)30g/㎡のみを在庫しており、またそれ以外はメーカー在庫での取り寄せとなります。
また原紙1本分単位での巻き取りでのご注文もご相談下さい。

坪量 30g/㎡ 35/㎡ 40g/㎡ 45g/㎡ 50g/㎡ 65g/㎡
連量 <26> <30> <34.5> <38.5> <43> <56>
1包みの枚数 500枚 500枚 500枚 500枚 500枚 500枚
紙厚 約0.04mm 約0.05mm 約0.06mm 約0.07mm 約0.08mm 約0.09mm
4/6判(しろくばん)での在庫
(788mm×1091mm)

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紙品種分類体系より「包装用紙」を抜粋

品種、品種説明は日本製紙連合会が作成したものに一部加筆して当社商品群が判り易いようにしています

未晒包装紙 重袋用両更クラフト紙 セメント、肥料、米や麦、農産物を入れる大型袋に使用されるもの
その他両更クラフト紙 一般両更クラフト紙 角底袋、小麦、一般包装(軽包装)および加工用などに使用されるもの
特殊両更クラフト紙 (半晒クラフト紙) 半晒で手提袋、一般事務用封筒などに使用されるもの
その他未晒包装紙 筋入りクラフト紙 筋入り模様のある片艶のクラフト紙で、ターポリン紙、果実袋、封筒、 包装紙、合紙に使用されるもの
片艶クラフト紙 片艶のクラフト紙で、タイル用の原紙、果実袋、合紙、および雑包装などに使用されるもの
その他未晒包装紙 上記以外の未晒のもので、一般包装および加工用ワンプなどに使用されるもの
晒包装紙 純白ロール紙 ヤンキーマシンで抄造された、片面光沢の紙で、包装紙、小袋、アルミ箔貼合などの加工原紙として使用されるもの
晒クラフト紙 両更晒クラフト紙 長網抄紙機で抄造され、手提袋、封筒、産業資材の加工用などに使用されるもの
片艶晒クラフト紙 ヤンキーマシンで抄造され、手提袋、薬品、菓子、化粧品などの小袋、加工用などに使用されるもの
その他晒包装紙 薄口模造紙 ヤンキーマシンで抄造したものをさらにスーパーカレンダー仕上げした両面光沢の薄い紙で 一般包装および伝票などの事務用紙などに使用されるもの
その他晒包装用紙 上記以外の、一般包装用および加工用などに使用されるもの。 純白包装紙、うす葉紙、色クラフト紙など

用語解説

ヤンキ-マシン
(ヤンキー抄紙機)
円網抄槽装置と数基のベビープレス機を有したものを指します。乾燥はヤンキードライヤーと呼ばれる 1本の大径のシリンダーで、表面が鏡面仕上げされており、そこに蒸気を吹き込み、湿紙を表面に押し付けて乾燥させる方式です。このため片面にだけ艶のついた紙になります。
長網抄紙機
1799年フランスのローベルによりその原型が発明されました。回転している長く平らな金網の上に原料を流すことにより、水分だけが網の目から下へ落ちます。
原料を次の網の上に移し、再びロールで水分を絞ってから 乾燥筒(ドライヤー)へ運びます。運ばれた原料は熱してある沢山の筒の上を流れている間に乾き、紙となります。この方式では、ワイヤーパートでワイヤーを振動させ繊維を均一に分散、絡み合わせる事により、高速で紙を抄くことができます。
カレンダー
(キャレンダー)
紙の光沢や平滑性を出すための行程、紙の表面に、カレンダーロールを使って圧力をかけて行います。ただし、このとき紙の厚さは減少します。
カレンダーは、金属ローラーと弾性ローラーの組み合わせから構成される機械で、スーパーカレンダーとはそのカレンダー行程のロールが多いものを指します。
坪量(g/㎡)
用紙重量の表し方で、面積1㎡あたりの用紙の重さをあらわしたものです。
用紙が重くなればなるほど、用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量は「用紙の厚み」と同様な 意味でも使われています。
ちなみに一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/㎡(約80μ、約0.08mm)になります。
連量(kg)
用紙重量をあらわす単位として「連量(kg)」があります。
「連」とは、一定のサイズに作られた紙1000枚(板紙なら100枚)のことです。
「連量」とは、一定の寸法に作られた紙、1連(1Rと表現される場合もあります)の重さでキログラム表示されます。 扱う量が多いために坪量に代わって使われる単位です。
連量を量る為の用紙のサイズに決まりがないため、同じ厚みの用紙でも、用紙サイズが大きくなれば 連量も大きくなります。比較する場合は必ず同じサイズのもので確認します。