晒クラフト紙

未晒クラフト紙(両更クラフト紙)が「まだ晒していない」という意味から木の色に近い茶色になるのに対して、晒クラフト紙(さらしくらふとし)はその名のとおり「晒す(さらす)」(薬品などで紙などを白くすること)紙ということで白色の紙になります。
色は白ですが、コピー紙などとは違いクラフトの包装用紙のですので、白い印刷用紙などと比べると強度があり、角底袋や手提袋、封筒、紙器などに適しております。
また表面は平滑ですので、印刷適性も充分に備えており、デパートの手提げ袋もこの紙を使用しているところが多いです。
また、ヤンキーマシンにて表面にツヤを付けた「晒片艶クラフト紙」は、より印刷適正を上げ、ショッピングバッグや高級包装紙などに使用されています。
色は白ですが、コピー紙などとは違いクラフトの包装用紙のですので、白い印刷用紙などと比べると強度があり、角底袋や手提袋、封筒、紙器などに適しております。
また表面は平滑ですので、印刷適性も充分に備えており、デパートの手提げ袋もこの紙を使用しているところが多いです。
また、ヤンキーマシンにて表面にツヤを付けた「晒片艶クラフト紙」は、より印刷適正を上げ、ショッピングバッグや高級包装紙などに使用されています。
晒クラフト紙(両更クラフト紙も含む)は日本工業規格(JIS)にて紙の厚さ、引張強度、引裂強度などが規格設定されております。
詳しくは日本工業標準調査会のホームページより、JIS規格番号 P3401「クラフト紙」にて確認することができますのでご覧下さい。
詳しくは日本工業標準調査会のホームページより、JIS規格番号 P3401「クラフト紙」にて確認することができますのでご覧下さい。

晒クラフト紙の基本在庫
当社は80g/㎡1210mm巾の晒クラフト紙を原紙にて在庫しております。
また、ハトロン判と呼ばれる規格判にて販売いたしております。
※原紙1本分単位での巻き取りでのご注文もご相談下さい。
坪量 | 80g/㎡ | 80g/㎡ | 80g/㎡ |
---|---|---|---|
紙巾 | 1010mm巾 | 1110mm巾 | 1210mm巾 |
原紙での 晒クラフト紙 基本在庫 | ○ | ○ | ○ |
紙品種分類体系より「包装用紙」を抜粋
品種、品種説明は日本製紙連合会が作成したものに一部加筆して当社商品群が判り易いようにしています
未晒包装紙 | 重袋用両更クラフト紙 | セメント、肥料、米や麦、農産物を入れる大型袋に使用されるもの | |
その他両更クラフト紙 | 一般両更クラフト紙 | 角底袋、小麦、一般包装(軽包装)および加工用などに使用されるもの | |
特殊両更クラフト紙 (半晒クラフト紙) | 半晒で手提袋、一般事務用封筒などに使用されるもの | ||
その他未晒包装紙 | 筋入りクラフト紙 | 筋入り模様のある片艶のクラフト紙で、ターポリン紙、果実袋、封筒、 包装紙、合紙に使用されるもの | |
片艶クラフト紙 | 片艶のクラフト紙で、タイル用の原紙、果実袋、合紙、および雑包装などに使用されるもの | ||
その他未晒包装紙 | 上記以外の未晒のもので、一般包装および加工用ワンプなどに使用されるもの | ||
晒包装紙 | 純白ロール紙 | ヤンキーマシンで抄造された、片面光沢の紙で、包装紙、小袋、アルミ箔貼合などの加工原紙として使用されるもの | |
晒クラフト紙 | 両更晒クラフト紙 | 長網抄紙機で抄造され、手提袋、封筒、産業資材の加工用などに使用されるもの | |
片艶晒クラフト紙 | ヤンキーマシンで抄造され、手提袋、薬品、菓子、化粧品などの小袋、加工用などに使用されるもの | ||
その他晒包装紙 | 薄口模造紙 | ヤンキーマシンで抄造したものをさらにスーパーカレンダー仕上げした両面光沢の薄い紙で 一般包装および伝票などの事務用紙などに使用されるもの | |
その他晒包装用紙 | 上記以外の、一般包装用および加工用などに使用されるもの。 純白包装紙、うす葉紙、色クラフト紙など |
(ヤンキー抄紙機)
原料を次の網の上に移し、再びロールで水分を絞ってから 乾燥筒(ドライヤー)へ運びます。運ばれた原料は熱してある沢山の筒の上を流れている間に乾き、紙となります。この方式では、ワイヤーパートでワイヤーを振動させ繊維を均一に分散、絡み合わせる事により、高速で紙を抄くことができます。
(キャレンダー)
カレンダーは、金属ローラーと弾性ローラーの組み合わせから構成される機械で、スーパーカレンダーとはそのカレンダー行程のロールが多いものを指します。
用紙が重くなればなるほど、用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量は「用紙の厚み」と同様な 意味でも使われています。
ちなみに一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/㎡(約80μ、約0.08mm)になります。
「連」とは、一定のサイズに作られた紙1000枚(板紙なら100枚)のことです。
「連量」とは、一定の寸法に作られた紙、1連(1Rと表現される場合もあります)の重さでキログラム表示されます。 扱う量が多いために坪量に代わって使われる単位です。
連量を量る為の用紙のサイズに決まりがないため、同じ厚みの用紙でも、用紙サイズが大きくなれば 連量も大きくなります。比較する場合は必ず同じサイズのもので確認します。