取扱商品business

半晒クラフト紙

半晒クラフト紙はその名のとおり、未晒クラフト紙(濃い茶色)と晒クラフト紙(白色)の中間の色にあたる、明るく、黄色っぽい茶色(ベージュ、クリーム色)の紙になります。
いわゆる「茶封筒」や「クラフト封筒」などと呼ばれる封筒は、この半晒クラフト紙を使用したものにあたります。
また両更クラフト紙とと違い、鉛筆等で書いた文字などが見やすいことから服飾関連の型紙として厚い半晒クラフト紙を使用される場合が多いのもこの紙の特徴です。
各製紙メーカーごとに半晒クラフト紙が販売されておりますが、未晒クラフト紙と違い、古紙が配合されているものが多いのも特徴の一つです。

また日本製紙の半晒クラフト紙の商品名は「オリンパス」といいますが、(オリンパスは旧大昭和製紙の商品でした)その名称が特に有名なので半晒クラフト紙を「オリンパス」として呼ぶ方もおられます。

半晒クラフト紙は両更クラフト紙と同じく50g/㎡~120g/㎡までございますが、基本的にはメーカー在庫で、規格判のハトロン判(900mm×1200mm)の販売になります。
巻き紙、別寸でのサイズの半晒クラフトを作るにはある程度のまとまったロットが必要になります。

半晒クラフト紙の基本在庫

ハトロン判と呼ばれる規格判にて販売いたしております。
※原紙、数本分単位の巻き取りでのご注文は一度ご相談下さい。

坪量 50g/㎡ 60g/㎡ 70g/㎡ 85g/㎡ 100g/㎡ 120g/㎡
連量 <54> <65> <75.5> <92> <108> <129.5>
1包みの枚数 500枚 250枚 250枚 250枚 250枚 125枚
紙厚 約0.07mm 約0.08mm 約0.09mm 約0.11mm 約0.13mm 約0.15mm
ハトロン判での在庫
(900mm×1200mm)

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紙品種分類体系より「包装用紙」を抜粋

品種、品種説明は日本製紙連合会が作成したものに一部加筆して当社商品群が判り易いようにしています

未晒包装紙 重袋用両更クラフト紙 セメント、肥料、米や麦、農産物を入れる大型袋に使用されるもの
その他両更クラフト紙 一般両更クラフト紙 角底袋、小麦、一般包装(軽包装)および加工用などに使用されるもの
特殊両更クラフト紙 (半晒クラフト紙) 半晒で手提袋、一般事務用封筒などに使用されるもの
その他未晒包装紙 筋入りクラフト紙 筋入り模様のある片艶のクラフト紙で、ターポリン紙、果実袋、封筒、 包装紙、合紙に使用されるもの
片艶クラフト紙 片艶のクラフト紙で、タイル用の原紙、果実袋、合紙、および雑包装などに使用されるもの
その他未晒包装紙 上記以外の未晒のもので、一般包装および加工用ワンプなどに使用されるもの
晒包装紙 純白ロール紙 ヤンキーマシンで抄造された、片面光沢の紙で、包装紙、小袋、アルミ箔貼合などの加工原紙として使用されるもの
晒クラフト紙 両更晒クラフト紙 長網抄紙機で抄造され、手提袋、封筒、産業資材の加工用などに使用されるもの
片艶晒クラフト紙 ヤンキーマシンで抄造され、手提袋、薬品、菓子、化粧品などの小袋、加工用などに使用されるもの
その他晒包装紙 薄口模造紙 ヤンキーマシンで抄造したものをさらにスーパーカレンダー仕上げした両面光沢の薄い紙で 一般包装および伝票などの事務用紙などに使用されるもの
その他晒包装用紙 上記以外の、一般包装用および加工用などに使用されるもの。 純白包装紙、うす葉紙、色クラフト紙など

用語解説

ヤンキ-マシン
(ヤンキー抄紙機)
円網抄槽装置と数基のベビープレス機を有したものを指します。乾燥はヤンキードライヤーと呼ばれる 1本の大径のシリンダーで、表面が鏡面仕上げされており、そこに蒸気を吹き込み、湿紙を表面に押し付けて乾燥させる方式です。このため片面にだけ艶のついた紙になります。
長網抄紙機
1799年フランスのローベルによりその原型が発明されました。回転している長く平らな金網の上に原料を流すことにより、水分だけが網の目から下へ落ちます。
原料を次の網の上に移し、再びロールで水分を絞ってから 乾燥筒(ドライヤー)へ運びます。運ばれた原料は熱してある沢山の筒の上を流れている間に乾き、紙となります。この方式では、ワイヤーパートでワイヤーを振動させ繊維を均一に分散、絡み合わせる事により、高速で紙を抄くことができます。
カレンダー
(キャレンダー)
紙の光沢や平滑性を出すための行程、紙の表面に、カレンダーロールを使って圧力をかけて行います。ただし、このとき紙の厚さは減少します。
カレンダーは、金属ローラーと弾性ローラーの組み合わせから構成される機械で、スーパーカレンダーとはそのカレンダー行程のロールが多いものを指します。
坪量(g/㎡)
用紙重量の表し方で、面積1㎡あたりの用紙の重さをあらわしたものです。
用紙が重くなればなるほど、用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量は「用紙の厚み」と同様な 意味でも使われています。
ちなみに一般的なコピー用紙の坪量は64~68g/㎡(約80μ、約0.08mm)になります。
連量(kg)
用紙重量をあらわす単位として「連量(kg)」があります。
「連」とは、一定のサイズに作られた紙1000枚(板紙なら100枚)のことです。
「連量」とは、一定の寸法に作られた紙、1連(1Rと表現される場合もあります)の重さでキログラム表示されます。 扱う量が多いために坪量に代わって使われる単位です。
連量を量る為の用紙のサイズに決まりがないため、同じ厚みの用紙でも、用紙サイズが大きくなれば 連量も大きくなります。比較する場合は必ず同じサイズのもので確認します。