巻き（ロール）加工

当社での巻き加工は大きく分けて紙管なし加工と紙管入り加工の2種類があります。
一般的な軽包装に使用されるクラフト紙など、100ｍ巻くらいまでは紙管なしで加工することが多く、また、100mm以下の巾の狭いものや、逆に広い巾のものまたマシンにセットして使用される紙に関しては、そのマシン規格にあった紙管を入れての製造が必要となります。

巻き加工

紙管なしの巻きについて

紙管なしの巻き紙とは、いわゆるトイレットペーパーでいう「芯なし」の状態を指し、巻きの中心に35mmφほどの穴が開いております。紙管が入っていないことにより、製造スピードがはやく、また紙管代が必要ないために紙管入りの巻きに比べて、コストダウンすることができます。
当社では30ｍの両更クラフト紙の巻き紙を多く販売しておりますが、そちらはすべて紙管なしの巻きになります。

ただし、中心の紙管が入っていないことにより、特に紙厚の薄い紙での紙管なし巻き紙は、輸送時の外からの圧力などにより、巻きが変形する可能性がございます。
変形するのを防ぐためには紙管入りの巻き紙を選択することになりますが、基本的に100ｍ以上の巻きｍ（長さ）であることが、コスト面などと比較して必要となります。

紙管なしの巻きの長さは最少20ｍ、最長は200ｍ巻きが限度となります。
※最長巻きｍは紙の厚さによってもかわります

• 1鉄芯（シャフト）に紙を巻きつけて引き抜いて製造します。穴径は約35mmφになります。
• 2シャフトに巻き付け時に、止めつける輪ができます。

紙管なしの巻きの在庫について

当社では30ｍ巻きの紙管なしの巻きを基本在庫としております。
もちろんお客様のご希望の巾、長さの巻きを製造することも可能ですので、一度ご相談下さい。

紙管入りの巻きについて

紙管なしの巻き紙は、自重で巻きの形、ならびに中心の穴径が変形する場合があるので、紙巾が広く、また巻きｍが長くなる（＝重くなる）巻きに関しては紙管入りの巻き紙にて製造します。
（紙の厚さにもよりますが、当社では200ｍ以上の巻き紙より、紙管入りをお勧めします）
また、巾が狭いテープのような紙巾のスリッター加工などでは、同じく紙管を入れての製造となります。

当社で主に製造できる紙管入りの巻き紙の紙管内径は38mmφ、51mmφ、55mmφ、76mmφ、79mmφ（80mmφ）となります。
ただし、加工の内容によっては紙管内径の選択が制限される場合もございます。

紙管ありの巻きの在庫について

紙管ありの巻き紙に関しては、受注生産となります。
また紙管の最少製造ロットの関係などで、紙管なしの巻きと比較するとロットは多く必要となります。